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» 2017年05月16日 11時30分 UPDATE

「カイショウ」:“運命”の仏人から突然の別れ 女性が婚約破棄訴え怒りの提訴 (1/4)

「カイショウ(甲斐性)はあります」。将来について語り合った仏人男性が「アイムソーリー」と突然別れを切り出した。女性は一方的な婚約破棄だとして損害賠償を求めて提訴。

[産経新聞]
産経新聞

 30代半ばで出会ったフランス人男性に、女性は恋に落ちた。「子供は3人作ろう」。京都の街で、2人は将来について語り合い、お互いの家族にも紹介。男性は少し難しい日本語も使って、女性に頼もしさをアピールした。「カイショウ(甲斐性)はあります」。ところが鴨川沿いを寄り添って歩いた初夏のこと、男性は「アイムソーリー」と突然別れを切り出した。恋人たちの川べりは一瞬にして修羅場に。女性は一方的な婚約破棄だとして損害賠償を求めて提訴した。一審は婚約の合意はなかったとして訴えを退けたが、二審大阪高裁は一転、男性側に110万円の支払いを命じた。甲斐性の有無やいかに−。

問わず語りに結婚観

photo フランス人男性と運命の恋に落ちた女性。お互いに家族を紹介し、将来を誓い合ったと思ったのもつかの間、突然別れを切り出された。婚約破棄だとして訴訟に打って出たが…

 訴訟での記録や判決文から、事の経緯を振り返る。

 出会いは平成25年10月。ある国際交流パーティーの席上だった。

 「次に付き合う人は、結婚相手にふさわしい人がいい」。30代の川島美咲さん=仮名=はそこで運命の人を見つける。日本語が堪能なフランス人のエリックさん=同=だ。同じ京都府内に住み、年代も同じ。その日からエリックさんの猛アプローチが始まった。

 数日後、2人は山登りデートに出掛けた。ところが道に迷ったこともあり、下山するころには辺りはすっかり真っ暗に。不安を感じた美咲さんを励ますかのように、エリックさんはそっと彼女の手を握った。

 フランス流というべきかそこでエリックさんは自身の結婚観について語り出した。

 「結婚した場合は子供がほしい。3人作ろう」

 美咲さんはその言葉に真剣さを感じとった。そしてエリックさんに好印象を抱いた。ほどなく交際が始まった。

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