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» 2017年05月19日 12時14分 UPDATE

町工場「ものづくりの知恵」:「パニックレスアクセルペダル」って? 高齢者暴走事故防ぐ (1/4)

全国各地で頻発している高齢者の運転操作ミスによる事故。特に多くみられるアクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ごうと、町工場が装置の研究に力を入れている。

[産経新聞]
産経新聞

 全国各地で頻発している高齢者の運転操作ミスによる事故。特に多くみられるアクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ごうと、町工場が装置の研究に力を入れている。アクセルとブレーキを一体化させる特殊なペダルや、急発進を物理的に防ぐアクセルペダルで、判断力が衰えがちな高齢者だけでなく、義足の障害者にも好評を得ているという。「踏み間違い事故はどこで起きたとしてもおかしくない」と関係者。安全な社会に向けて、「ものづくり」の技術と知恵が試されそうだ。(細田裕也)

26歳男性「ブレーキの位置が分からず」

photo アクセルとブレーキを一体化させた特殊な「ワンペダル」。品薄状態が続いているという。写真左は右足用、写真右は両足用(ナルセ機材提供)

 大分市で今月2日、病院の1階ロビーに76歳の女性が運転する軽乗用車が突っ込む多数のけが人が出た事故は、改めて踏み間違い事故の危険性を浮かび上がらせた。

 女性に認知症などの症状は確認されておらず、大分県警は、女性がアクセルを踏み込みすぎるなどした可能性があるとみて、捜査を進めている。

 高齢者ではなかったものの、操作ミスに起因するとみられる事故は大型連休中にも起きた。

 滋賀県栗東市のコンビニエンスストアに5日夜、ワンボックスカーが突っ込んだ。ハンドルを握っていたのは26歳の男性会社員。「ブレーキの位置が分からなくなり、サイドブレーキをかけようとしたが間に合わなかった」と説明しているという。

 滋賀県警によると、男性は店の出入り口付近の駐車場に前向きに車を止めようとしていたが、ブレーキを踏み損ね、車止めを越えて店に衝突した。入り口付近のガラスが割れるなどしたが、けが人はなかった。

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