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» 2017年06月02日 12時06分 UPDATE

郵便事業のコスト:日本郵便、はがき62円に値上げ 苦しき経営、再値上げも (1/2)

日本郵便がはがきの郵便料金を52円から62円に引き上げた。だが再値上げの可能性もくすぶっている。

[産経新聞]
産経新聞

 日本郵便は1日、人手不足や需要の減少を受け、はがきの郵便料金を52円から62円に引き上げた。値上げは消費税増税時を除けば23年ぶり。同社は平成29年度、値上げを約300億円の増益要因と見込むが、人件費などのコスト増をカバーしきれず、130億円の最終黒字にとどまる見通しだ。郵便事業は全国一律の提供を義務づけられた「ユニバーサルサービス」だが、2千億円規模のコストを伴うとされる。再値上げの可能性もくすぶっている。(大坪玲央)

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 「インターネットの普及ではがきを出す機会がものすごく減った。値上げはしようがない」。1日発売の暑中見舞いはがきを東京中央郵便局(東京都千代田区)に買いにきた千葉県鎌ケ谷市の男性(75)は理解を示した。

 日本郵便の株式を100%保有する日本郵政の長門正貢社長は「便数が減る中でユニバーサルサービスを維持する必要があり、厳しい状況にある。値上げ効果を食うぐらいコストがかかっている」と理解を求めた。値上げの影響で、年賀状を含む29年度のはがきの取扱枚数は80億9700万枚と前年度比4.9%減少する見通しだ。

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