ニュース
» 2017年06月05日 11時24分 UPDATE

国交省、規制検討:「2つの法の隙間」で事故・迷惑運転多発の公道カート (1/2)

外国人観光客らに人気がある公道でのカート走行の安全対策強化のため、国土交通省は道路運送車両法の保安基準を改正する方向で検討を進める。

[産経新聞]
産経新聞

 外国人観光客らに人気がある公道でのカート走行の安全対策強化のため、国土交通省が道路運送車両法の保安基準を改正する方向で検討を進めることが4日、関係者への取材で分かった。カートは時速60キロで公道を走行できるが、シートベルトやヘルメットの装着義務はなく、都内では危険な運転や事故が問題化している。同省は今月、有識者らによる会合を立ち上げて検討を始める。

photo 信号待ちの間に車両から降り、写真撮影をするカートの集団=4月、東京都千代田区(加藤園子撮影、画像の一部を処理しています)

 カートは遊園地のゴーカートに似ており、都内には複数のレンタル業者がある。全長約2メートル、幅約1メートルの1人乗りで、ライトや方向指示器などが付いている。排気量50cc以下のエンジンを積んでおり、座席が路面と近いことからスピード感を味わえる。

 国交省は有識者や関係機関で車両安全対策検討会を立ち上げて議論を開始する。シートベルトの設置や、視認性を高めるため車体に取り付けるポールなどを検討材料にする予定で、道路運送車両法の保安基準について省令を改正して義務化するか議論を進めるとみられる。

 国交省によると、カートの安全対策で課題になるのが、乗り方のルールを定めた「道路交通法」と安全装置の基準を規定する「道路運送車両法」で位置付けが異なる点だ。

       1|2 次のページへ

copyright (c) 2017 Sankei Digital All rights reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -

ITmedia 総力特集