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» 2017年06月21日 11時37分 UPDATE

保険会社は……:ハイテク化で事故激減 車の保険料もっと下がる? (1/3)

車の安全性能は今後も上昇する見通しで、保険料のさらなる値下げに期待したいところだが、保険料は変わらないとの声も。

[産経新聞]
産経新聞

 任意の自動車保険の保険料を決める際の目安となる「参考純率」が14年ぶりに引き下げられた。車種によっては値上げとなるケースはあるが、平均すると8%の引き下げとなる。実際の保険料では数千円相当の値下げだ。背景にあるのが車のハイテク化による事故の減少だ。自動車メーカーがしのぎを削る車の安全性能は今後も上昇する見通しで、保険料のさらなる値下げに期待したいところだが、保険料は変わらないとの声も。なぜか。

減り続ける事故

photo スバルが開発した自動運転の新機能で、前方の車両を追従し走行する試乗車=茨城県城里町

 警察庁によると、交通事故の発生件数は平成16年の95万2720件をピークに下がり続けており、直近の28年は49万9201件まで減少している。

 大きく寄与しているのが車の安全性能の向上だ。特に近年は自動ブレーキなどを標準装備する「先進安全自動車」(ASV)が普及。国土交通省の「ASV技術普及状況調査」によると、23年に1.4%だった自動ブレーキの装着率は39.9%にまで上昇した。ほかにも、バックカメラは13.9%から34.3%に、車線逸脱警報装置は0.8%から18.2%に増えた。

 事故が減れば、基本的に保険会社の支出は減る。そうなれば、保険料も安くすることができる。損害保険料率算出機構も「運転者の安全運転を支援するシステムを搭載した自動車の普及が進み、事故が減っていることが保険金減少の背景にある」と分析している。

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