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» 2017年07月13日 11時42分 UPDATE

土砂崩れや路肩崩壊:九州豪雨:「電気届ける、使命やけんね」 復旧隊同行 (1/3)

九州北部を襲った豪雨は、インフラ網をも押し流し、各地で停電や断水が相次いだ。

[産経新聞]
産経新聞

 九州北部を襲った豪雨は、インフラ網をも押し流し、各地で停電や断水が相次いだ。被災地では救助活動と並行して、インフラ復旧の作業が進む。記者は11日、福岡県東峰村での電力復旧隊に同行した。「電気を届けることが、自分たちの使命」。九州電力や協力会社の関係者が、2次災害の危険もある現場で奮闘していた。(中村雅和)

photo 道路陥没で倒れた電柱から、電線や通信線が垂れ下がっていた

 午前8時。福岡県朝倉市にある九電甘木営業所・配電事業所に、続々と作業員が集まった。同営業所は、電力復旧部隊の基地となっていた。

 発生から1週間。復旧工事に加え、電気利用者への対応など仕事は膨大だ。作業員の控室となった大会議室のごみ箱は、栄養ドリンクの空き瓶がいっぱいだった。いすを並べて、仮眠する社員もいた。

 甘木配電事業所の中川憲次氏(49)ら作業員11人はこの日、東峰村での復旧に携わった。

 「路肩が崩壊している場所もあり、離合は難しい。他社さんの作業車も入っています。まずは通信線を吊(つ)り上げて、バケット(高所作業車)を入れる。作業はショートアース(感電防止に電気を地面に流す)をして、伐採です。よろしくお願いします」

 中川氏が、班を組む作業員に状況と方針を伝えた。

 目的地は、土師(どし)山(標高456メートル)にある携帯電話の基地局だ。電線に木が倒れかかって、電気が通っていないという。

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