90年代の大ヒットテレビドラマ『家なき子』で女優の安達祐実さんが「同情するならカネをくれ!」と叫んでから20年以上が経った。今こそかみ締めたい言葉だ。お金は大事なのである。
よく「世の中、お金じゃない」と言う人がいる。この手の言葉はカッコよく聞こえるし、何の疑問も持たずに納得する人も多いだろう。ただ、申し訳ないが、私は違うと思う。「年収1000万円くらい稼いでみてから言わないと説得力ないんじゃないの?」と言いたくなる。
「世の中、お金じゃない」と言う人は、何を根拠に言っているのだろう。よく出てくる根拠は「心の豊かさ」や「やりたいことをやっていればOK」などの話である。ただ、その心の豊かさなるものをどうやって測定するのだろうか。心の豊かさなるものが、どうやって成立しているかについて理解していなければ、何かのバランスが崩れた瞬間、悩むことになる。
やりたいことをやっていれば幸せという考えも分からなくはないが、実はその言葉によって給料に対する不満を覆い隠している可能性があることを自覚するべきだ。ちょっと意地悪な質問になるが、その人はやりたいことができなくなった瞬間、どうするのだろうか。
「お金がなくても幸せ」は本当?
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