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» 2017年07月28日 13時58分 UPDATE

「私を必要としない国になぜ仕えるのか」:入隊禁止に揺れるトランスジェンダーの米軍人たち (1/2)

トランプ米大統領は、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人々について、米軍への入隊を禁止する方針を発表した。

[ロイター]
photo 7月26日、トランプ米大統領が、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人々について、米軍への入隊を禁止する方針を発表したのを受け、トランスジェンダーの軍人たちに動揺が広がっている。写真は、ネバダ州の陸軍州兵であるトランスジェンダーのサム・ハント軍曹。同州で5月撮影。提供写真(2017年 ロイター/Tech. Sgt. Emerson Marcus/Nevada Joint Force Headquarters Public Affairs/Handout via REUTERS)

[タンパ(フロリダ州) 26日 ロイター] - トランプ米大統領が26日、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人々について、米軍への入隊を禁止する方針を発表したのを受け、兵役13年でイラクやアフガニスタンでの駐留経験もあるインディアナ州予備兵のキャメロン・アンドリューさん(37)は打ちのめされている。

兵役中に男性として生きることを決断したという1等軍曹のアンドリューさんは、予定より2年早く軍を追い出されれば、年金と医療給付の多くを失いかねず、再雇用の機会にも悪影響を及ぼす可能性があると話す。

「私を必要としない国に、なぜ仕えるのか。本当に胸が張り裂けそうだ」と、インディアナポリス出身のアンドリューさんは言う。

トランプ大統領の措置が自身に与える壊滅的な影響よりも、アンドリューさんは若い兵士について心配している。

「誤った安心感を与えた後ではしごを外せば、彼らをつまずかせ、負のスパイラルに陥らせることになりかねない」

共和党のトランプ大統領がツイッターで発表した同措置は、性的志向やジェンダーアイデンティティーに基づく軍における障壁を排除しようとしてきた長年の努力を覆すものだ。国防総省は昨年、トランスジェンダーを公言する人の入隊禁止を撤回したばかり。

「トランスジェンダーの受け入れに伴う高額の医療費や混乱を引き受けられない」とするトランプ大統領だが、禁止の時期や方法などの詳細は明らかにしていない。すでに存在するトランスジェンダーの軍人に適用されるのか、それとも今後の採用において適用されるのかは定かではない。

大統領による今回の発表に対し、完全に政治的動機に基づいた差別だとして、人権団体や民主・共和両党の一部議員から非難の声が上がっている。一方、保守系の活動家や一部の共和党議員からは称賛されている。

「キャリアが断たれてしまうのではないかと恐れる大勢の兵士がいる」と、トランスジェンダーの兵士と共に活動する支援団体を率いるブレーク・ドレマン少佐は語る。「今はまだ職があるが、その政策によって変わることがないよう今後も尽力する」

国防総省は、トランプ大統領のツイートを受けて方針を詰めているとだけ明らかにした。

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