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» 2017年08月09日 12時12分 UPDATE

1分でチケット完売:廃虚マニアが熱視線「神戸のマヤ遺跡」 ツアー大ウケ (1/4)

神戸市灘区の摩耶(まや)山中にたたずむ廃虚の摩耶観光ホテル跡地が人気を集めている。

[産経新聞]
産経新聞

 神戸市灘区の摩耶(まや)山中にたたずむ廃虚の摩耶観光ホテル跡地が人気を集めている。地元のまちおこし団体が「不法侵入者の撃退対策」として、廃虚を「神戸のマヤ遺跡」と名付けてツアーを企画したところ、廃虚マニアをはじめ、香港や台湾など海外からの観光客も参加する人気スポットに一変したのだ。なぜ人は廃虚に引きつけられるのだろうか。(木下未希)

「軍艦ホテル」…台湾や香港からも

photo 摩耶観光ホテル跡地などを巡る「摩耶山・マヤ遺跡ガイドウォーク」。「ようやく来られて夢のようだ」と涙を浮かべる廃虚マニアの若者も=神戸市灘区(摩耶山再生の会提供)

 摩耶観光ホテルは昭和4年に開業した「摩耶山温泉ホテル」が前身。先の大戦の影響で営業を休止したが、摩耶ケーブルの整備に伴い36年に摩耶観光ホテルとして復活した。外観が船の艦橋のように見えることから「軍艦ホテル」とも呼ばれたという。しかし平成5年に経営難で廃業し、7年の阪神大震災以降は立ち入り禁止となり、その後は荒れ果てたままだった。

 廃虚ツアー「摩耶山・マヤ遺跡ガイドウォーク」は摩耶周辺の活性化を目指す地元の「摩耶山再生の会」が主催している。

 摩耶ケーブルと摩耶ロープウエーを乗り継ぎ、山頂付近の星の駅から約1・2キロの山道を歩いて下る。火災で焼失した旧「天上寺」や摩耶観光ホテル跡地など計15の遺跡や廃虚を巡る行程だ。

 今年3月から月1回のペースで開催。定員は20人限定で、インターネット上で募集する。参加費は1770円。同会事務局長の慈(うつみ)憲一さん(51)によると、初回の受け付け開始時には多くの人が同時に参加ボタンを押し、サーバーがダウンした。その後の募集でも1分以内にチケットが売り切れる人気ぶり。参加者も20〜60代と幅広く、中にはインターネットで「神戸のマヤ遺跡」と紹介されたホームページを見た台湾や香港からの参加もあるという。

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