ジェネシスヘルスケアが実施した約14億円の第三者割当増資を楽天が引き受けた。出資比率は非公開。ジェネシスヘルスケアの社外取締役に、楽天の三木谷浩史社長が就任する。
ジェネシスヘルスケアは2004年創業。糖尿病などの疾患の発症リスクを判定する民間向け遺伝子検査キット「GeneLife」の販売をはじめ、法人や医療機関向けの遺伝子解析サービスを展開している。
15年には食品・ヘルスケア事業への遺伝子解析技術の導入を目的に、三井物産も約5億円を出資している。
楽天の出資で、ジェネシスヘルスケアの資本金は約21億円に拡大。資金はシステムの強化や研究開発、広告活動、人材開発・育成などに活用する方針だ。20年までに累計約100万人の遺伝子の解析を目指すという。
楽天は「資金面以外の協力体制については何も決まっていない。ジェネシスヘルスケアが当社の顧客基盤をどう活用するかについても、現時点で発表できる事項はない」(広報担当者)と話している。
【訂正:2017年8月21日午後4時20分 初出で「ジェネシスヘルスケアが展開する遺伝子検査キットなどを『楽天市場』で取り扱うかも未定」としておりましたが、楽天広報部からコメントを訂正するとの連絡があったため該当箇所を訂正しました】
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