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» 2017年09月04日 12時44分 公開

依存〜溺れるネット世界:ゲーム内の女性ルナディアナ溺愛 MMORPG「マビノギ」で出会った (1/3)

熊本県阿蘇市出身の男性(32)がインターネットのオンラインゲームの世界に逃げ込んだのは、大学3年の夏だった。

[産経新聞]
産経新聞

 熊本県阿蘇市出身の高本雅史(32)がインターネットのオンラインゲームの世界に逃げ込んだのは、大学3年の夏だった。やがてオンラインゲーム「マビノギ」に夢中になり、ゲームの中の女性「ルナディアナ」と出あう。「実際はおじさんが相手だったとしてもよかった」。ルナディアナとの“交際”は実に6年にも及んだ。

なぜ自分だけが…

photo スマートホンを見ながら歩く女性。高本さんはオンラインゲームの中の?女性?と恋に落ちた(写真と本文は関係ありません)

 高校で1年留年していた高本は、年下に囲まれたキャンパス生活になじめず、いつも授業を1人で聞き、さびしさを抱え続けていた。3年の夏、ゼミの教授から夏休みを利用した酒蔵見学の課題が出され、教授はこう付け加えた。「みんなで協力するように」。だが、高本にはゼミに友人が一人もいなかった。

 しかも、車の免許を持っておらず、交通の便が悪い場所にある酒蔵を1人で調べるのは難しい。「がんばればできないことはないかな」とも思ったが、次第に、なぜ自分だけが、こんな目に遭うのかと理不尽に思えてきた。

 「(年下に囲まれ)ここまで耐えてきたのに、あざ笑われたような感じがして勉学への意欲が消えた」

 だれかに「一緒に(仲間に)交ぜてよ」といえばよかったが、そんな勇気はこの時はなかった。自暴自棄になった高本は1人暮らしをしていたマンションに引きこもった。パソコンをいじっている中で、オンラインゲーム「マビノギ」に出合った。

言えないことが言える“夢の世界”

 マビノギは、数百、数千人のプレーヤーが同時に参加できる「MMORPG」と言われるゲーム。多数のプレーヤーが参加する仮想世界にはコミュニケーションや人間関係も存在する。

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