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» 2017年09月05日 12時19分 公開

F15Eパイロット:シリア空中戦、米操縦士が語る「一触即発の危険性」 (1/3)

米空軍のF15Eパイロットは、地上の米軍が支援する部隊とその顧問らを殺害しようとしたイラン製ドローンを撃墜した。遠くからロシア軍の戦闘機が偵察する中で起きた。

[ロイター]
photo 8月28日、米空軍のジェレミー・レンケン中佐は、次に何が起きたとしても、シリア内戦をエスカレートするかもしれないことを知っていた。写真は、同中佐が搭乗したのと同型のF15E戦闘機。大西洋上空で2012年9月撮影。提供写真(2017年 ロイター/Ethan Morgan/U.S. Air Force/Handout)

[中東の米軍施設 28日 ロイター] - 米空軍のジェレミー・レンケン中佐は、次に何が起きたとしても、シリア内戦をエスカレートするかもしれないことを知っていた。

4人の子どもの父親である40歳のレンケン中佐は、F15E戦闘機「ストライクイーグル」に搭乗し、地上の米軍が支援する部隊とその顧問らを殺害しようとしたイラン製ドローンの周りを「レーストラック」パターンで飛行していた。

ドローンは最初に放った一撃が不発に終わった後、再び攻撃態勢をとろうとしていた。

6月8日、レンケン中佐は、この日までの米軍によるシリア空中戦において前例のなかった行動に出た。遠くからロシアの戦闘機2機が偵察するなか、ドローンを撃墜したのだ。

「ドローンが友軍に狙いを定めるのを目にして、誰かの許可を待っていることなどできなかった。われわれはそれを破壊した」と、レンケン中佐はこの出来事について初めてインタビューに答え、こう語った。

レンケン中佐によるイラン製ドローン「シャヒード129」撃墜は、6月に数週間にわたり、米軍が防衛のために実施した一連の空対空撃墜行動の口火となった。当初、シリアにおける空中戦が急激に悪化する転換点を示すものと思われた。

だが、レンケン中佐と他の米軍パイロットらが6月にドローン2機とシリアの有人戦闘機1機を攻撃する決断を下して以降、シリアを支持する勢力から同様な挑発行動は見られない。米当局者はメッセージが伝わったようだと話す。

レンケン中佐のケースは、多くの点において、シリア内戦のリスクだけを示しているわけではない。同内戦では、ロシア、シリア、米国、そして米国の同盟諸国が、互いの照準範囲内で戦闘機を飛ばしている。

今回の出来事はまた、生死を分けるとともに、内戦に広範囲かつ戦略的な影響を及ぼす決断を瞬時に行わなければならない米軍パイロットの責任の重さも浮き彫りにした。

レンケン中佐は中東にある米軍施設からロイターの取材に応じたが、同施設がある国の要請により、場所は明らかにしていない。

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