トヨタ、スポーツカーシリーズ「GR」投入 ラインアップ充実へ210PS「ヴィッツGRMN」も登場(1/7 ページ)

» 2017年09月19日 14時23分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は9月19日、スポーツカーシリーズ「GR」を順次投入すると発表した。第1弾としてヴィッツに「GR」と「GR SPORT」、プリウスPHV、ハリアー、マークX、ノア、ヴォクシーに「GR SPORT」を設定し、発売した。2018年春には、ヴィッツのトップモデルとして、走行性能を高めた「GRMN」を発売する計画だ。

photo GRシリーズ

 これまで「G Sports(G's、ジーズ)」としてスポーツモデルを提供してきたが、「GR」に一新。トヨタのモータースポーツ部門「GAZOO Racing Company」の知見やノウハウを注いで開発する。今後、車両ラインアップやパーツなどを充実させ、「走ることを通じてクルマを楽しむ文化を育てる取り組みを強化していく」という。

「GRMN」「GR」「GR SPORT」の3グレード

 エンジン内部にもチューニングを施した数量限定の「GRMN」を頂点に、量販スポーツモデル「GR」、気軽にスポーツドライブを楽しめる「GR SPORT」──の3グレードを設定。それぞれ、「モータースポーツでの『戦闘力』を最大限に引き出すための機能をダイレクトに表現」したというスポーティーなエクステリアとインテリアが与えられる。

photo ハリアーGR SPORT(ホワイトパールクリスタルシャイン)
photo ヴォクシーGR SPORT(ホワイトパールクリスタルシャイン)

 GRの投入に合わせ、TOYOTA GAZOO Racingの地域拠点「GR Garage(ジー・アール・ガレージ」を順次発足。「GRコンサルタント」と呼ばれる専任スタッフを配置し、地域のファンが楽しめる活動を実施するなどの基準を満たした販売店と共に、2017年度中に39店舗をオープンする。

 カスタマイズを楽しめるアフターパーツ「GR PARTS」も販売する。走りの機能を追求するパーツとして、将来は機能系アイテムも導入する計画という。

photo GRシリーズ各モデルの価格=トヨタのニュースリリースより

スーパーチャージャー搭載で210PS超 「ヴィッツGRMN」

photo ヴィッツGRMN<プロトタイプ>

 18年春ごろに発売予定の「ヴィッツGRMN」は1.8リットルエンジンにスーパーチャージャーを搭載し、最大出力210PS以上、最大トルク250N・mを発揮するという。専用シートやザックス製ショックアブソーバー、LSDなどを装備する。

 今後86に「GR」、アクアとプリウスαに「GR SPORT」を追加。86GR、アクアGR SPORT、プリウスαGR SPORTは今冬に発売する予定だ。

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