ニュース
» 2017年09月28日 12時09分 公開

「なぜ1匹にできないんや」「命だから」:マンションのペット“定員オーバー” 住人vs.管理組合の法廷バトル (1/4)

ペットは1匹まで。大阪市内のあるマンションは、管理規約で飼育匹数を制限していたが、住民の1人が“定員オーバー”の犬2匹を飼育。管理組合の再三の注意にも従わなかった。管理組合は飼育差し止めを求めて提訴。激しい攻防の末に、地裁が導いた結論は。

[産経新聞]
産経新聞

 ペットは1匹まで。大阪市内のあるマンションは、管理規約で飼育匹数を制限していた。ところが住民の1人が“定員オーバー”の犬2匹を飼育。管理組合の再三の注意にも従わなかったことから、トラブルに発展した。管理組合は飼育差し止めを求めて大阪地裁に提訴したが、住民側は「命をあげたり、もらったりは簡単にはできない」と、生命の尊厳を前面に押し出して反論を展開した。激しい攻防の末に、地裁が導いた結論は−。

画像 ペットは1匹までならOK、2匹目はダメ。そんな管理規約が定められた分譲マンションで、ある入居男性が犬2匹を飼い、再三の注意にも従わなかったことでトラブルに発展した。管理組合側は男性を提訴したが……

注意され「1匹にした」

 舞台は大阪市内の11階建て分譲マンション。入居者の山本一平さん(仮名)は平成24年ごろから、1匹目のペットとして犬を飼い始め、遅くとも昨年には2匹目も家族に加わっていた。

 このマンションはペット飼育可の物件だが、管理規約の細則には「飼育する動物の頭羽数は、一の占有部分につき1頭羽を限度とする。ただし、小鳥(4羽以内)および観賞用魚類はこの限りではない」との規定が設けられている。

 つまり1部屋につき犬や猫なら1匹までしか許されておらず、男性の2匹目の犬は規約違反ということになるのだ。

 ところで、同マンションにはペットの飼い主らで構成する「ペットクラブ」という組織が存在する。ペットがいる住民の加入が義務づけられ、飼育マナーの向上や、他の住民とのペットをめぐるトラブルを防止する目的がある。

       1|2|3|4 次のページへ

copyright (c) 2017 Sankei Digital All rights reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -

ITmedia 総力特集