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» 2017年11月06日 17時58分 公開

米中での販売計画引き下げ:SUBARU、今期業績と米中販売を下方修正 無資格検査で費用100億円

SUBARUは18年3月期の連結業績予想を下方修正した。

[ロイター]
photo 11月6日、SUBARU(スバル)は、2018年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表した。営業利益は前期比7.5%減の3800億円となる見通し。従来は4100億円を見込んでいた。写真は第45回東京モーターショーで10月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 6日 ロイター] - SUBARU(スバル)<7270.T>は6日、2018年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表した。営業利益は前期比7.5%減の3800億円となる見通し。従来は4100億円を見込んでいた。新車出荷前の完成検査を無資格者が行っていた問題で関連費用100億円を織り込むほか、米国や中国での自動車販売の計画を引き下げた。

トムソン・ロイターが算出したアナリスト22人の今期営業利益の予測平均値は4460億円で、会社側の修正値は市場予想を下回る。

無資格者による完成検査問題では、約25万5000台を対象にリコール(回収・無償修理)を実施し、リコール費用は当初50億円強との見通しを示していた。

吉永泰之社長は同日の決算会見で、同問題の関連費用100億円を計上する理由について「リコールの対象台数、やり方を変えたということではない」と説明。その上で「100億円すべて使うと決めたわけではないが、『50億円が上限だ』というような現場の動きにならないよう、お客様の信頼回復のために必要な手を打つため」と説明した。

今期の自動車販売計画を従来の110万5500台から106万7900台に下方修正した。米国を68万7700台から66万8000台に、中国は42万3000台から29万8000台にそれぞれ減らした。米中ともにインセンティブ(販売奨励金)の競争が激化しているため。

吉永泰之社長は同日の決算会見で、「インセンティブを積み増してまで販売を増やすことはまったく考えていない」と語り、「インセンティブを増やしてスバルのビジネスモデルが崩れるなら計画を下げる。健全性を優先したい」と述べた。

(白木真紀 編集:吉瀬邦彦)

Copyright © 2017 Thomson Reuters

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