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» 2017年11月23日 06時00分 公開

ICUキャンバスで:幻の“ジェットエンジン”発見? 戦闘機用に開発、試作段階で終戦 (1/2)

国際基督教大学(ICU)のキャンパスで、先の大戦中に日本が開発を進めたジェットエンジン「ネ230」のものと推測される部品が見つかった。

[産経新聞]
産経新聞

 東京都三鷹市大沢の国際基督教大学(ICU)のキャンパスで、先の大戦中に日本が開発を進めたジェットエンジン「ネ230」のものと推測される部品が見つかった。ネ230の開発は終戦で打ち切られ、図面も現存していない。その開発の舞台裏では、戦況が悪化する中、多くの人命を犠牲にした決死の作戦があったという。

photo 排気ノズルと推測される部品を見る高柳昌久教諭(左)と古川英明さん(国際基督教大提供)

 発見されたのは、ネ230の排気ノズルと推測される部品。大学構内の管理を請け負う会社の先代社長が戦後、構内で見つけたものらしく、構内の資材置き場に放置されていた。同大構内には戦時中、軍用機開発の拠点だった中島飛行機三鷹研究所があった。

 平成27年、同大教養学部2年(当時)の古川英明さんが、管理会社から謎の部品の話を聞き、高校時代の恩師、国際基督教大学高校の高柳昌久教諭に報告。興味をそそられた高柳教諭は文献資料を探し、専門家に写真を送るなどして調査を始めた。

 ネ230の形状などを示す資料はほとんど見つかっていないが、28年6月、中島飛行機の後身にあたる会社の技術者らが大学を訪れ部品を検分。さらに今年7〜10月、国立文化財機構東京文化財研究所で詳細な調査が行われ、最終的に「ネ230の排気ノズルである可能性が極めて高い」との結論に至った。

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