ミドル層に「働き方改革」の効果はあるのか?――エン・ジャパンが11月27日に発表した35〜55歳のミドル層へのアンケート調査によると、「自分の会社は働き方改革に取り組んでいる」と回答したのは6割超。そのうち36%は「積極的に促進されている」とした。一方で、働き方改革の取り組みが始まったことで「職場に対する満足度が上がった」と答えたのは約3割にとどまった。
働き方改革の具体的な取り組みのトップ3は「労働時間の削減目標を設定している」「休暇取得を推進している」「業務フローの見直しや改善を行っている」。「職場への満足度が上がった」と答えた人の理由は、「休暇が取りやすくなった」「労働時間が減少している」「生産性が向上している」で、取り組みが奏功していると、満足度につながることが分かる。
その反面、「職場への満足度が下がった」理由は、「気持ちの余裕がなくなっている」「生産性が低下している」「労働時間が増加している」。労働時間の削減目標だけが独り歩きしていたり、管理職などにかえって負荷が集中していたり――といったミドル層ならではの“逆効果”もありそうだ。
転職サイト「ミドルの転職」を利用している35歳以上のユーザーを対象にWebアンケートを行い、407人から回答を得た。
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