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» 2017年12月07日 06時00分 公開

自ら容疑者確保:空き巣2度の被害者が執念の“捜査” 自宅にカメラ9台・ダミー札束でワナ (1/3)

2度にわたる自宅の空き巣被害に遭った男性が、容疑者を捕らえるために仕掛けたワナは実に巧妙だった。

[産経新聞]
産経新聞

 2度にわたる自宅の空き巣被害に遭った兵庫県加古川市の男性(49)が、容疑者を捕らえるために仕掛けたワナは実に巧妙だった。約20万円をかけて屋内外に9台の隠しカメラを設置。ダミーの札束や貯金箱に手をつける不審者の映像をもとに、自ら容疑者を捜し出し、警察に突き出したのだ。捕まったのは、60年以上前から300件以上の空き巣を繰り返したとされる81歳の男。専門知識があるわけでもない男性による執念の“捜査”が、男を追い詰めた。(木下未希)

photo 自宅に仕掛けた防犯カメラの映像。トラップの自動センサーライトにひっかかる犯人=兵庫県加古川市(男性提供)

ワナにかかった! “百万円札”入り封筒などを物色する姿がバッチリと

 9月28日午後7時ごろ。仕事から帰宅した男性は、室内のふすまが普段より10センチほど大きく開いていることに気づいた。

 「犯人が来たようだな」

 封筒に入れて置いていた“札束”や貯金箱、金庫はなくなっていた。男性の顔に、自然と笑みがこぼれる。実は、引き出しの中にしまっておいた封筒の中身は、市販されている一万円札を模した「百万円札」のメモ帳。貯金箱の中身はゲームセンターで使うコインで、金庫の中の現金は十円玉1枚だけ。盗まれたものはすべて、犯人の再来を見越して男性が仕掛けたワナだったのだ。

 そして、ひそかに設置したカメラが、施錠された玄関をドライバーで手際よくこじ開け、室内を物色する高齢の男を捉えていた。

 男性は兵庫県警加古川署に映像を提出。さらに、自ら顔写真を見せながら近隣に聞き込みを行うなど、犯人捜しに乗り出した。

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