スズキ、新型「スペーシア」発表 後退時ブレーキサポート初搭載低燃費も実現(1/3 ページ)

» 2017年12月14日 16時20分 公開
[ITmedia]

 スズキは12月14日、軽乗用車「スペーシア」「スペーシア カスタム」をフルモデルチェンジし、発売した。軽初という後退時ブレーキサポートを採用するなど、安全性を高めた。

photo スペーシア
photo スペーシア カスタム

 電気モーターでクリープ走行が可能なマイルドハイブリッドシステムも搭載し、30.0キロ/リットルと低燃費を実現した。価格はスペーシアが133万3800円〜158万9760円、スペーシア カスタムが157万6800円〜190万8360円(全て税込)。

 フロントガラスに車速や簡単なナビゲーションを表示するカラーヘッドアップディスプレイや、フロント・リヤ・両サイドの4カ所に設置したカメラで撮影した映像を合成し、周囲の3D映像をモニターに映す技術「3Dビュー」も軽乗用車では初めて採用した。

 新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。低床ながら全高を上げ、室内を高くして居住性を向上。前後の乗員間距離も広げ、足元空間が拡大している。前後席でヒップポイントが高くなり、アイポイントの高い、見晴らしが良く運転しやすいレイアウトになっている。

 スペーシアは「ワクワク」、カスタムは「圧倒的な迫力と存在感」を表現。エクステリアは、両車種ともに厚みのあるフロント部、切り立ったフロントガラス、丸四角いボディー、高いベルトラインを採用。ドアの形状は「旅の道具を詰め込むスーツケースをイメージした」という。カスタムは大型グリルやLEDヘッドランプで押しの強いフロントフェイスになった。

 インテリアは、引き締まった印象のブラックが基調のデザインを取り入れたほか、豊富な収納スペースを設置して利便性を高めた。エアコン使用時の前後席の温度差を少なくする「スリムサーキュレーター」や大型のサンバイザーを設けるなど、乗車時の快適性にも配慮した。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.