北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手のエンゼルス入団が決まった。多くの球団が手を挙げたが、大谷がこだわったのは投手と打者の「二刀流」だった。
伝説の野球選手、ベーブ・ルースも二刀流だった。朝日新聞の「天声人語」(2017年12月12日掲載)によると、二刀流のきっかけは、チームの有力選手が次々と兵役に取られたため、ルースは登板のない日も外野手として試合に出ることになったという。打者としても頭角を現し、ホームランを連発する。しかし、やはり両立は難しく、監督に弱音を吐き、打者にシフトする。
この2人のエピソードで、サラリーマンの副業を思い出してしまった。ここ数年、副業は話題になる。政府も企業も副業解禁に向け動いている。副業に関しては、法律上も位置付けがグレーで、職業選択の自由などの観点から、もともと認められているという考え方もあるが。
意識高い系は、この手の新しいコンセプトを、解禁するべきか否かというレベルで議論する。ネット選挙の時もそうだった。いかにもそういう動きをバカにしそうな私だが、ここではもう副業容認ありきで意見を言いたい。今年で副業を始めて11年という立場から。
常見氏が語る、副業論とは
- いま“逆求人型”の就活が必要とされるワケ
いま“逆求人型”の就活が盛り上がりを見せている――。就活定番のイベントといえば合同企業説明会、いわゆるゴウセツ。しかしいま、こうした従来の就活スタイルを変える新しい風も吹き始めているという……。
- 「世の中全て分かっている系」が厄介な理由
「意識高い系」より面倒くさいのが「世の中全て分かっている系」の人である。自分の得意分野と、生きてきた時代を基準に全てを語ろうとするので非常に厄介なのだ。
- あなたの会社は若者から魅力的に見えていますか?
2018年度の新卒採用が既に盛り上がりを見せている。「新卒の採用なんて関係ねえよ」というサラリーマン諸君も多いことだろう。しかし、サラリーマンとしての保身のためにも、少なくとも自社の採用については関心を持つべきだ。
- ビジネス界は「あれはオレがやりました」で溢れている
雑誌のインタビューに出てくる「俺がやりました」的な奴は、疑ってかかったほうが良い。期待するほどそいつは仕事していない。実際は、みんながそれなりに仕事をしているのだ。
- BOOWY好きの上司と飲むときに気を付けたいこと
群馬県高崎駅に伝説のロックバンド「BOOWY」と書かれたポスターが現れ、盛り上がっている。サラリーマン的に問題なのは、今月の会社の飲みの席で、男性上司から高い可能性でこの話題が出ること、それにどう対応するかということではないだろうか。
- 「残業(長時間労働)は仕方ない」はもうやめよう
電通の新入社員が過労自殺するという事件が起こり、話題になっている。政府はいま「働き方改革」を進めて長時間労働の是正に取り組んでいるが、繰り返されてきたこの問題を本当に解決できるのだろうか。労働問題の専門家、常見陽平氏に話を聞いた。
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