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» 2017年12月20日 06時00分 公開

事件の背景は:長時間監禁、“拳銃”で脅し金を要求 強盗致傷罪で起訴の被告に猶予判決、その理由は (1/6)

1人の男性を4人で取り囲み、両手を粘着テープで緊縛して長時間監禁し、さらには2000万円を奪い取ろうとした──状況だけを見ると凶悪な犯行だが、大阪地裁で11〜12月に開かれた裁判員裁判で下された被告に下された判決は、求刑を大きく下回る執行猶予付き判決だった。

[産経新聞]
産経新聞

 1人の男性を4人で取り囲み、両手を粘着テープで緊縛して長時間監禁し、さらには2千万円を奪い取ろうとした−。こうした強盗致傷事件で、犯人グループの主犯格の男2人が起訴された。状況だけを見ると、凶悪な犯行だが、大阪地裁で11〜12月に開かれた裁判員裁判で下された判決は、求刑を大きく下回る執行猶予付き判決だった。量刑判断の分かれ目となったのは、事件のある背景が大きく影響しているという。

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15時間の監禁

 2人は大阪市生野区の飲食業の被告A(31)と、友人で同市西区の会社役員の被告B(34)。強盗致傷、営利目的略取、監禁致傷(Aはこれに加え住居侵入、窃盗)という、多数の罪名で起訴された。主な起訴内容は次のようなものだ。

 <2人は別の男2人と共謀し、平成28年7月14日午前1時半ごろ、大阪市天王寺区内のラブホテルで、当時39歳の被害男性を取り囲み、被告Aの車に連れ込んだ。4人のうち1人はポリ袋をかぶせたモデルガンを持って、被害男性に見せていた>

 <車内では被告Aの指示で、粘着テープで被害男性の両目を目隠しし、両手首を緊縛。同市内の被告Bが経営する会社事務所に連れて行くまでの間に暴行した>

 <事務所で被告Aらは「どうやってカタつけんねん」「なんぼ用意できんねん」などと迫った>

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