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» 2017年12月20日 18時20分 公開

パンダ公開に商機:「売れ行き2倍」シャンシャン効果に沸く上野の街

一般公開が始まった、上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん「シャンシャン」。盛り上がりに期待する上野の街を歩いた。

[加納由希絵,ITmedia]

 誕生前から様子が逐一報じられ、少しずつ大きくなっていく姿を見守られてきた、上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん「シャンシャン」。12月19日に一般公開が始まり、高倍率の抽選に当たった1397人が待ちに待った観覧を果たした。

 そのお膝元、上野の街にシャンシャンがもたらす効果も大きい。誕生、命名、そして公開と、成長に合わせて盛り上がりは最高潮に。シャンシャン公開に沸く上野の街を歩いた。

photo 上野動物園近くのアメ横商店街

公開で半額セールも

 上野動物園から近いアメ横商店街。にぎやかな通りに近づくと、まず目に入ってくるのが、シャンシャン誕生を祝う横断幕だ。店舗をのぞくと、パンダのぬいぐるみなどのディスプレイや、記念商品を置く店がたくさんある。

 ある通りを歩いていると、どの店にも「シャンシャン公開記念 半額セール」という同じデザインのポスターが掲げられていることに気付いた。半額対象品は店によって違う。パンダをモチーフにしたオリジナル商品や、店の商品とは無関係なパンダグッズなど、パンダ関連の商品が多い。鮮魚店はパンダとは関係ない魚が半額になっていた。

 半額セールについてスポーツ用品店で聞いてみると、公開初日の19日からアメ横の表通り商店街で実施している取り組みだという。

 この店では、ぜんまい仕掛けのパンダのおもちゃを半額の500円で販売していた。通常はあまり売れない商品だというが、19日は1日で40個以上も売れた。その他、シャンシャンのイラストが入ったゴルフボールなどのグッズの売れ行きも好調だ。

 店の担当者は「昨日はにぎわった」と笑顔で話す。パンダを見た人が多く訪れたのかと思ったが、「見た人というよりも、見られなかった人がよく買ってくれている」という。

photo パンダグッズが店頭の目立つところに並ぶ

 日本茶の店「茶の君野園」の店頭は、お茶のパッケージの緑色に混じって、白と黒が目立つ。シャンシャン誕生を祝うポスターやぬいぐるみ、パンダの形の箱に入った茶葉やお菓子が並んでいるからだ。

 なかでも人気は、シャンシャンのイラストが入ったせんべいだ。シャンシャン誕生前もパンダのせんべいを販売していたが、シャンシャンの名前が決まってすぐに「シャンシャン仕様」のデザインに変更。従来商品の2倍以上売れるようになった。

photo シャンシャンのイラストと名前が入ったせんべいが人気

 店の人によると、ここでも「昨日は(シャンシャンを)見られなかった方が買っていくことが多かった」という。実際にシャンシャンを見ていなくても、上野の街に定着した「お祝いムード」を楽しむ人たちもたくさんいる。盛り上がりに一役買っているようだ。

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