日産連合、2億ドルのファンド設立へ 新技術に出資=関係筋ゴーンCEOが発表へ

» 2018年01月09日 12時29分 公開
[ロイター]
photo 1月5日、日産自動車、三菱自動車、およびルノーは、技術力を有する新興企業に出資する2億ドルのファンドを共同で設立する計画。2017年5月撮影(2018年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

[パリ 5日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>、三菱自動車<7211.T>、およびルノーは、技術力を有する新興企業に出資する2億ドルのファンドを共同で設立する計画。複数の関係筋が明らかにした。

出資比率は、ルノーと日産自動車がそれぞれ40%、三菱自動車が20%。9日に開幕する米ラスベガスで開催される家電見本市「CES」で、ゴーン最高経営責任者(CEO)が発表する予定という。

米配車大手ウーバーなど、新たなサービスを提供する企業の登場により、自動車業界の伝統的なビジネスモデルは脅威にさらされている。

危機感を強めている各社は、傘下のベンチャーキャピタル会社を通じて新技術やサービスを取り込もうとしている。

BMWのファンド、アイベンチャーズは5億ユーロ(6億ドル)規模で、自動車会社傘下のファンドとしては最大規模。これまでに、ライドシェアや自律走行車のソフトウエア会社などに出資している。

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