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» 2018年01月12日 06時00分 公開

常見陽平のサラリーマン研究所:「毎年、新年の抱負を達成できない系」になっていませんか? (1/2)

意識高い系は、毎年同じような新年の抱負を語る。こうした“新年の抱負を達成できない系”にならないためには「今年、やらないこと」を決める必要があるのだ。

[常見陽平,ITmedia]

 毎年、筆者が楽しみにしていることがある。SNS上で意識高い系の若者が行う「所信表明」の投稿だ。新年の抱負というやつである。仕事からプライベートまでてんこ盛りすぎて、しかも、意識が高すぎて卒倒してしまう。

 年始から春先にかけては、成人式、就活、卒業式、入学式、入社式と意識高い系が訓示をするシーンが増え、ウォッチャーとしてはたまらない。新しい期には転職や異動も付き物なので、その際の「ポエム」も極上の香ばしさだ。

 この意識高い系の年頭所感をさらに面白がるコツをお伝えしよう。ズバリ、その人の1年前の投稿をチェックすることだ。こういう奴に限って、毎年、同じことを言っているのである。「起業に向けての大きな一歩」「圧倒的な成長」「MBA取得を目指して英語力アップ」などだ。

 一方、毎年違うことを言う人もいる。それもよく見てみると、実は物事に失敗しまくっており、自分の都合の良いように解釈を変えているパターンだ。これもまた味わい深い。

photo 意識高い系の抱負は香ばしい

 しかし、この手のことは反面教師にしなくてはならない。自分も同じようなことを言っていないか、と。ここで、お年玉的に、私が10年前に書いた新春所信表明を紹介しよう。33歳の正月、私はこんなことを書いていた。

 「2007年はお世話になりました。2008年もよろしくお願いいたします。今年のテーマは『大胆』です。大胆に、傍若無人に、諸々、感情の赴くままにやりたいと思います。うん、想いって大事ですから。話題になる、世の中に影響力のある仕事をしたいです。本も今年は少なくともビジネス書を3冊書き、その上で小説か漫画を書きます。あとは、大事なキーワードは『教養』と『健康』ですかね。勉強します。健康も気をつけますです」

 なんて意識高いんだ! 確かにこの年、本は3冊書いたが、それ以外はまるで達成していない。しかも、教養と健康はまるでダメだった。こんなもんである。

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