BMW、新型「i3」を発表 航続距離390キロのピュアEV170PS、250Nm(1/2 ページ)

» 2018年01月15日 12時56分 公開
[ITmedia]

 独BMW日本法人は1月15日、電気自動車(EV)「i3(アイスリー)」の新型を発売した。大容量バッテリーの採用により、1回の充電で航続距離390キロを実現している。価格(税込)は538万円〜644万円。

photo 新型「i3」とBMW日本法人のペーター・クロンシュナーブル社長

 2013年にBMW初の電動車として投入し、量産車として初めて基本骨格にCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を採用するなどして軽量化したピュアEV。33キロワット時の大容量リチウムイオン充電池を搭載し、航続距離を確保した。647ccの発電専用エンジン(レンジ・エクステンダー)を搭載し、航続距離を511キロに延ばしたグレードもラインアップする。

 電気モーターは最高出力170PS、最大トルク250Nmを発揮し、0〜100キロ加速は7.3秒(レンジエクステンダー搭載車は5.1秒)。CHAdeMO(チャデモ)方式の急速充電に対応し、約45分で80%まで充電できる。購入者には、12カ月間無料で充電サービスを利用できるサービスを提供する。

 フロント周辺などデザインを刷新したほか、ライト類に全てLEDを採用。インテリアは、テイストの異なる3つのパッケージを用意した。

 BMWは2025年までに電動化モデルを25車種に拡大し、そのうち12車種をピュアEVとする計画だ。

 BMWグループは2017年に日本国内で7万7954台(前年比3.8%増)を販売し、インポーターとして3年連続で首位だったと発表した。BMWは5万2527台(3.9%増)、MINIは2万5427台(3.6%増)を販売し、それぞれ過去最高だった。BMW Motorrad(二輪車)も5230台(14.8%増)と過去最高だった。

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