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» 2018年02月05日 06時00分 公開

「なぜ対策を怠ったのか」:仮想通貨流出、「安全だと……」 怒りと不安 投資額数倍の含み益も (1/2)

仮想通貨流出問題で、顧客らが開いた被害者団体の設立会議では、コインチェックのずさんな管理態勢への怒りや、出金見通しが立たないことへの不安をあらわにした。

[産経新聞]
産経新聞

 「安全だと思っていたのに」「(返金中止など)最悪の事態も覚悟している」−。取引所コインチェックをめぐる仮想通貨「NEM(ネム)」流出問題で、顧客らが3日に開いた被害者団体の設立会議。多額の含み益を抱えながらトラブルに巻き込まれた参加者らは、コインチェック社のずさんな管理態勢への怒りや、出金見通しが立たないことへの不安をあらわにした。

photo コインチェック社の取引画面を見せる顧客=3日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影、一部画像を加工しています)

 数年前に仮想通貨への投資を始めた東京都港区の自営業男性(35)は、ネムのほかにも複数の仮想通貨を保有。初期投資は約1千万円だったが、仮想通貨が高騰し、資産額は1億5千万円を超えていたという。「投機なので暴落は当然あると分かっていたものの、ショックが大きい」と肩を落とした。

 約100万円で投資を始め、1200万円の含み益が出ていたという30代の男性公務員は、仮想通貨取引の安全性を高める機器「ハードウエアウォレット」を購入し、使用する準備をしていた直後に流出問題を知った。「コインチェック社のセキュリティーに不安を感じることがあり、機器を買った。導入の準備中にこんなことになるとは」。団体設立については「一人ではないという安心感はある。参加したいと思っている人はもっと大勢いるはず」と話した。

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