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» 2018年02月14日 14時22分 公開

福祉機器の認定を目指す:文字を読み上げるスマートグラス 視覚障害者向けに開発

OTON GLASSは文字を読み上げるスマートグラス「OTON GLASS」を量産化するため、クラウドファンディングで資金調達を始めた。文字を読むことが困難な視覚障害者向けに開発する。

[ITmedia]

 スマートグラスの開発を手掛けるOTON GLASSは2月13日、文字を読み上げるスマートグラス「OTON GLASS」を量産化するため、クラウドファンディングで資金調達を始めた。

photo 「OTON GLASS」の量産化に向けて、クラウドファンディングで資金を集める

 「OTON GLASS」のフレームにあるボタンを押すと、視点と同位置にある文字を音声変換し、内蔵スピーカーで読み上げてくれる。文字を読むことが困難な視覚障害者向けに開発する。

 スマートフォンアプリなどでも類似のサービスがあるが、アプリを立ち上げて文字を撮影する必要があり、煩雑な作業が必要だった。また、文章の読み上げ専用機器なども存在するが室内用のため、外では使用できない課題があったという。

photo スマートグラスならではのメリットとは?

 「OTON GLASS」であれば、利用者の手をふさぐことなくハンズフリーで手軽に読み上げ機能を利用することができる。現在は受注生産で約10台を販売。視覚障がい者、盲学校、福祉施設などが購入しているという。

 開発背景について同社の島影圭佑CEOは「2012年に父が脳梗塞を発症し、言語野に傷がついてしまった。会話はできるが、文字を読むことができなくなったので、読むことをサポートするデバイスを作ろうと考えた。試作品を13年に開発し、改良を続けている」と説明した。

 クラウドファンディングの支援金で「OTON GLASS」の量産化を実現させ、「最終的には福祉機器として認定されることを目指す」(島影氏)としている。

 クラウドファンディングでの資金調達期間は5月3日まで。目標金額は1000万円。

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