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» 2018年02月16日 06時00分 公開

常見陽平のサラリーマン研究所:「社内恋愛ウォッチング」で観察力を磨け (1/2)

「社内恋愛ウォッチング」は悪趣味なのだろうか。ゲスの極みのようだが、これは意外にも仕事の役に立つ。人間観察力のアップにつながるのだ。

[常見陽平,ITmedia]

 私がサラリーマン時代を過ごした大手企業2社は、社内恋愛の激しい会社だった。地味な大学で育った私は、その華麗かつ、ドロドロした世界に閉口した。映画『となりのトトロ』ならぬ、隣でドロドロだったのだ。

 朝礼などで社員同士の結婚報告がある度に、「そうか、この人たちは付き合っていたのか」と衝撃を受けたのだが、まだそんなものは序の口だ。実は、AさんはBさんと不倫していたみたいな話がワンサカ聞こえてきた。

 会社の仲間で飲んでいるときに、やたらと連絡をとっていると思ったら、相手は社内の人だったなんてこともあった。社内の会議で、突然ある日から名字ではなく名前で呼んだと思いきや案の定、付き合っていたなんてこともある。

photo 常見氏は社内恋愛ウォッチャーだった

 社内恋愛ネタで忘れられないことといえば、違う事業部で接点のない女性社員の退職メールだ。その方が、宛先を間違えていて全社員に同報されたのだが、その中身は「上司だった○○さんと結婚する」という内容のものだった。さらに、最後に「二人の出会いは運命(デスティニー)」とまで書かれていて爆笑した。

 要するに、上司と部下が付き合っていたという話で、会社員時代の味わい深い同報メール事故である。

 あまりにも社内恋愛が激しいこともあり、備忘録のために社内恋愛マップを含む人間関係図をわざわざ残業までしてまとめていた先輩もいた。私も徐々に社内恋愛ウォッチングをするようになり、グループウェアを活用して誰が誰と一緒にいるのかをチェックしたりもした。

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