私がサラリーマン時代を過ごした大手企業2社は、社内恋愛の激しい会社だった。地味な大学で育った私は、その華麗かつ、ドロドロした世界に閉口した。映画『となりのトトロ』ならぬ、隣でドロドロだったのだ。
朝礼などで社員同士の結婚報告がある度に、「そうか、この人たちは付き合っていたのか」と衝撃を受けたのだが、まだそんなものは序の口だ。実は、AさんはBさんと不倫していたみたいな話がワンサカ聞こえてきた。
会社の仲間で飲んでいるときに、やたらと連絡をとっていると思ったら、相手は社内の人だったなんてこともあった。社内の会議で、突然ある日から名字ではなく名前で呼んだと思いきや案の定、付き合っていたなんてこともある。
常見氏は社内恋愛ウォッチャーだった
社内恋愛ネタで忘れられないことといえば、違う事業部で接点のない女性社員の退職メールだ。その方が、宛先を間違えていて全社員に同報されたのだが、その中身は「上司だった○○さんと結婚する」という内容のものだった。さらに、最後に「二人の出会いは運命(デスティニー)」とまで書かれていて爆笑した。
要するに、上司と部下が付き合っていたという話で、会社員時代の味わい深い同報メール事故である。
あまりにも社内恋愛が激しいこともあり、備忘録のために社内恋愛マップを含む人間関係図をわざわざ残業までしてまとめていた先輩もいた。私も徐々に社内恋愛ウォッチングをするようになり、グループウェアを活用して誰が誰と一緒にいるのかをチェックしたりもした。
- 上司は「ムリゲー化」する仕事に立ち向かっている
マネジメントの難易度が上がっている中で、上司の仕事が「スペランカー化(ムリゲー化)」している。部下は、このような「スペランカー上司」を支えなくてはならない時代となっているのだ。
- 「世の中全て分かっている系」が厄介な理由
「意識高い系」より面倒くさいのが「世の中全て分かっている系」の人である。自分の得意分野と、生きてきた時代を基準に全てを語ろうとするので非常に厄介なのだ。
- あなたの会社は若者から魅力的に見えていますか?
2018年度の新卒採用が既に盛り上がりを見せている。「新卒の採用なんて関係ねえよ」というサラリーマン諸君も多いことだろう。しかし、サラリーマンとしての保身のためにも、少なくとも自社の採用については関心を持つべきだ。
- ビジネス界は「あれはオレがやりました」で溢れている
雑誌のインタビューに出てくる「俺がやりました」的な奴は、疑ってかかったほうが良い。期待するほどそいつは仕事していない。実際は、みんながそれなりに仕事をしているのだ。
- BOOWY好きの上司と飲むときに気を付けたいこと
群馬県高崎駅に伝説のロックバンド「BOOWY」と書かれたポスターが現れ、盛り上がっている。サラリーマン的に問題なのは、今月の会社の飲みの席で、男性上司から高い可能性でこの話題が出ること、それにどう対応するかということではないだろうか。
- 「残業(長時間労働)は仕方ない」はもうやめよう
電通の新入社員が過労自殺するという事件が起こり、話題になっている。政府はいま「働き方改革」を進めて長時間労働の是正に取り組んでいるが、繰り返されてきたこの問題を本当に解決できるのだろうか。労働問題の専門家、常見陽平氏に話を聞いた。
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