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» 2018年02月16日 06時00分 公開

男女を犯行に駆り立てたものは:押し入れに4年、日常的な暴力 滋賀・堺監禁事件の異様さ (1/6)

住宅街の一角で続いていた凄惨な犯行。犯人たちを駆り立てたものは何だったのか。

[産経新聞]
産経新聞

 堺市と滋賀県近江八幡市内の民家で男性2人が暴行を受けて監禁され、1人が死亡、1人が自力歩行が困難なほど衰弱させられた事件で、大津地検は昨年12月、男女5人を殺人と監禁の罪で起訴し、うち3人をその後に監禁致傷罪でも起訴した。殴る、蹴るの日常的な暴力、全裸にオムツを履かせた状態で監視カメラ付きの部屋への監禁、約4年にわたる押し入れへの閉じ込め−。捜査の過程で明らかになったのは男性らに対する想像を絶する行為の数々だった。住宅街の一角で続いていた凄惨(せいさん)な犯行。犯人たちを駆り立てたものは何だったのか。

photo 亡くなった渡辺彰宏さんが堺市内から移され、監禁されていた滋賀県近江八幡市の民家=平成29年12月

SNSで知り合い集団行動

 渡辺彰宏さん=当時(31)=を衰弱死させたとして殺人罪で起訴されたのは、飲食店従業員、井坪政被告(29)▽交際相手の宮崎佑佳被告(24)▽元交際相手の飯星飛香被告(29)▽萩原真一被告(39)=いずれも堺市▽亀井徳嗣被告(21)=大阪市=の5人。

 このうち井坪、宮崎、飯星の3被告は、別の男性(38)を監禁し衰弱させたとして監禁致傷罪でも起訴された。

 捜査関係者によると、被害者を含む井坪被告らのグループのうち数人はSNSなどを通じて知り合ったとみられ、いつしか行動を共にするようになった。当初は上下関係などはなかったが、徐々に井坪被告が暴行や監禁の主導的な立場になっていったという。監禁現場となったのが、飯星被告らが借りていたとみられる堺市内の民家だった。

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