独ポルシェ、空飛ぶタクシーの開発目指す=幹部免許不要で

» 2018年03月05日 12時13分 公開
[ロイター]
photo 3月3日、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン傘下のスポーツカーメーカー、ポルシェは、空飛ぶ乗用車を開発する可能性を示唆した。写真はポルシェのロゴ。独シュツットガルトツフェンハウゼンで1月撮影(2018年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 3日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のスポーツカーメーカー、ポルシェは、空飛ぶ乗用車を開発する可能性を示唆した。都市部での飛行タクシーや配車サービスへの参入を検討する。

ポルシェのデトレフ・フォン・プラテン販売担当責任者が、ドイツの自動車業界誌「アウトモービルヴォッヘ」に明らかにした。同氏は「車だと(ポルシェ工場のある)ツフェンハウゼンからシュツットガルト空港まで最低30分かかる。空を飛べは3分半しかかからない」と述べた。

計画では、多くの機能が自動化されるため、運転手はパイロットの免許は必要ないという。

VW傘下のデザイン会社イタルデザインと欧州航空機大手エアバス は、昨年開かれたジュネーブ自動車ショーで、2人乗りの空飛ぶ電気自動車(EV)「Pop.Up(ポップアップ)」を発表している。

空飛ぶ自動運転車を巡っては、ダイムラーが支援する新興企業ヴォロコプターや、リリウム・ジェット、イーボロ、米ベンチャー企業のテラフジアやジョビー・アビエーションなどの企業が競合相手として名前が挙がっている。

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