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» 2018年03月06日 06時00分 公開

内ゲバで終止符:カネの切れ目が縁の切れ目 学生狙ったマルチ商法グループの末路 (1/3)

「紹介したいバイトがあるんだけど」──マルチ商法であることを隠して学生らを勧誘したなどとして、一部業務停止を命じられたビジネススクール運営会社。仲間内の金銭トラブルを発端とした窃盗・監禁事件で、同社役員ら計9人が逮捕されている。

[産経新聞]
産経新聞

 「紹介したいバイトがあるんだけど」「とりあえず池袋に来てくれればいいから」−。マルチ商法であることを隠して学生らを勧誘したなどとして、消費者庁は2月20日、ビジネススクール「FGN」を運営する「iXS」(東京都豊島区)に対し、特定商取引法違反による6カ月の一部業務停止を命じた。被害者の大半は首都圏に住む未成年者で、その数は400人超に上るとみられている。同社をめぐっては、仲間内の金銭トラブルを発端とした窃盗・監禁事件で、昨年12月以降に警視庁が同社役員ら男女計9人を逮捕する事態に。学生らをターゲットにしたマルチ商法グループは、金の切れ目が縁の切れ目となる末路を迎えた。

photo 学生を狙った悪質なマルチ商法を行っていた「iXS」が入居する雑居ビル=東京都豊島区(画像の一部を加工しています)

お粗末すぎる商材

 「月々2万1600円払っても黒字になる」。同社はビジネススクールの会員勧誘を名目に、甘い言葉で学生たちを次々と引き込んでいた。入会金は5万〜10万円、月謝は2万円(いずれも税別)で、新たな会員を勧誘すれば紹介料2万〜5万円が手に入ると説明。しかし、実際に“黒字”になった会員は1割程度しかいなかった。

 学生の無知につけこむ手口は度を越していた。入会金を用意できない学生に対しては、「みんな借りてきているから」と学生ローンを利用するよう誘導し、会員が同行して借り入れをさせた上で契約。さらに未成年者に保護者同意書を渡し、「今の親の人たちはこういうビジネスにあまりいい意見を持たない。自分でぱぱっと書いちゃって」とそそのかし、保護者の署名を偽造させていたという。

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