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» 2018年03月09日 06時00分 公開

家庭に潜む重大リスク:ドラム式洗濯機で5歳男児窒息死 子供の命守る手立ては (1/3)

ドラム式洗濯機内で男児(5)が意識不明の状態で見つかり、搬送先で死亡する事故が起きた。

[産経新聞]
産経新聞

 不幸な事故だった。堺市堺区の民家で1月、ドラム式洗濯機内で男児(5)が意識不明の状態で見つかり、搬送先で死亡した。大阪府警は家族が目を離した隙に男児が誤って密閉空間に入り込み、窒息死したとみている。メーカー各社は設定を解除しなければふたが開かない「チャイルドロック機能」のほか製品改良を進めているが、ハード面での機能が家庭に潜むリスクをすべて排除できるわけではない。安全対策の担当者は「洗濯機はそもそも危険なもの」と強調している。

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ロックはかからず

 1月27日午後3時ごろ、昼寝から目を覚ました30代の父親は、すぐに異変に気付いた。2階で一緒に寝ていた男児がいない。家中をくまなく捜したが、見当たらない。もしかしたらと洗濯機のふたを開くと、中にぐったりしている様子の男児がいた。

 「子供が洗濯機の中に入っている。意識がない」

 父親の119番で病院に搬送された男児だが、約1時間後に死亡した。

 男児は両親と3人暮らし。母親は外出中だった。

 洗濯機は1階の洗面所に設置され、高さ約1メートル、幅約70センチ、奥行き約60センチ。発見当時は稼働していなかった。男児の身長が約120センチだったのに対し、洗濯機のふたの最下部は約40センチで自力で入ることができる高さだった。

 捜査関係者によると、洗濯機は国内大手家電メーカーの平成26年製。一家は27年に購入した。外から開けられないようにするチャイルドロック機能が付いていたが、父親は府警に対し「ロックは普段からかけていなかった」と話した。ふたが閉まると、洗濯機は中から開けられない構造だった。

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