「FAMIMA CAFE」のフラッペは現在、カフェ、ブルーベリー、チョコレート、マンゴー、抹茶――の5種類を展開しているが、今年4〜6月をめどに全種類の販売を終了。同時にフルーツ系のフレーバーなど、リニューアルした計13商品を相次いで投入する。
新シリーズの多くはビビッドカラーのパッケージを採用。フォトジェニックで「インスタ映え」する見た目を演出し、20代女性の獲得を図っていく。
まず4月に、ピーチ・レモン・マンゴーを用いた「ファンタジーピーチ」(290円)、オレンジ・グレープ・カシスなどをミックスした「ギャラクティカグレープ」(同)を発売する。前者は鮮やかなピンク、後者はエメラルドグリーンの容器を採用。ハート形のストローも付属する。
5月には、まろやかな風味にリニューアルした「カフェフラッペ」(270円)と、バナナ味の高級ジェラート(320円)を発売予定。6月以降もスイカ味、メロンソーダ味などを次々と世に出していく。
佐藤常務執行役員は「ファミマはフラッペを発売してから5年目を迎え、競合をリードしている。今回は若年層に人気の味を用意したほか、デザイン性向上に徹底的に取り組んだ。『インスタ映え』する商品を打ち出すことで、より多くの若者を取り込みたい」と話す。
ファミマはこのほか、課題の中食(コンビニで弁当や総菜を購入し、家で食べる)領域を強化するため、総菜ブランド「お母さん食堂」の品ぞろえを拡充し、エビチリなどの中華系メニューを増やす予定。
糖質を抑えた「バターコーヒー」の新フレーバー「バターコーヒー スイート」、全粒粉のパンを使用したサンドイッチ、低糖質高タンパクの「ファミチキヘルシー」――といった商品も発売し、健康志向の顧客ニーズにも対応していく。
佐藤常務執行役員は「今季の戦略は派手さはないが、基本に忠実に策定した。基礎をしっかりと固めることで、競合チェーンや、力を増しつつあるドラッグストアに対抗していきたい」と話している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング