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» 2018年03月14日 06時00分 公開

トップに実刑判決でどうなる:「創業70年」日韓ロッテが節目の年に亀裂? 一族内紛の再燃も (1/5)

創業70年を迎えるロッテグループが揺らいでいる。韓国の国政介入事件に絡み、最高実力者が贈賄罪で実刑判決を受け、経営が混乱する可能性が高まっているためだ。

[産経新聞]
産経新聞

 創業70年を迎えるロッテグループが揺らいでいる。韓国の国政介入事件に絡み、最高実力者の辛東彬(シン・ドンビン、日本名・重光昭夫)被告(63)が贈賄罪で実刑判決を受け、経営が混乱する可能性が高まっているためだ。東彬氏は韓国ロッテグループ会長と日本のロッテホールディングス(HD)副会長を兼ねているが、有罪判決を重く受け止め日本ロッテの代表権を返上。東彬氏が双方に君臨し1つにまとめていた日韓ロッテに亀裂が入る恐れも出てきた。失望感が広がれば、経営権をめぐる創業者一族の内紛も再燃しかねない。

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「無罪の主張が認められず、遺憾」

 東彬氏が朴槿恵(パク・クネ)前大統領への贈賄罪でソウル中央地裁から懲役2年6月の実刑判決を言い渡された2月13日、韓国ロッテはすぐさま無念さにじませるコメントを出した。

 中央日報(日本語電子版)によると、大韓スキー協会会長を務める東彬氏は、平昌冬季五輪に出場するスキー代表チームを支援するため、9日の開会式以降も平昌に引き続き滞在し、積極的なスポーツ外交を展開。13日も裁判が終わったらソウルから平昌に戻る予定だったという。

 自国開催の五輪に貢献してきたという思いもあったはずだけに、収監された東彬氏本人が有罪判決に一番驚いたに違いない。日韓ロッテのコーポレートガバナンス(企業統治)改革を進めてきた手前、経営者に対する外部の目が厳しくなっている日本の企業風土を考慮し、日本ロッテの代表権の返上も自ら申し出た。

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