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» 2018年03月20日 06時00分 公開

アクチュアリー:日生新社長に「数学の職人」 国内わずか1700人の難関資格 (1/3)

日生の新社長はアクチュアリー出身。数学を駆使して保険の商品設計を担う専門職だ。

[産経新聞]
産経新聞

 日本生命保険が4月1日付で清水博取締役専務執行役員が社長に就任する人事を発表した。7年ぶりの社長交代だが、清水氏が、統計学や確率論を基に保険の商品設計を担う専門職「アクチュアリー(保険数理人)」であることに注目が集まっている。国内生保で絶対王者として存在感を示してきた日本生命の異色のトップ人事だけに、業界でのインパクトは大だ。低金利、激変する世界経済などの難しい事業環境を乗り切る考えだ。(大島直之)

photo 記者会見を終え、握手を交わす日本生命保険の筒井義信社長(左)と清水博次期社長=大阪市北区

合格まで平均5年以上

 アクチュアリーは、保険会社には必要な専門職で、保険料の算出やリスク分析などの業務を行う。全国に約1700人しかおらず、生保、損保、信託銀行で金融商品設計などを担当するほか、官公庁、監査法人、コンサルティング会社などで専門的な数理業務に携わる。清水氏が京都大理学部卒であるように、ほとんどは大学の理学部、理工学部の数学科出身者で、試験合格までに平均5年以上かかる難関資格試験だ。

 清水氏は企画、運用、営業などさまざまな部署を歴任し、商品開発部長も務めた。アクチュアリー出身の社長として清水氏は「(資格は)一つのプラスではある。ただ、社長としての職責にはまだまだ不足している」と気を引き締める。

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