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» 2018年03月23日 06時00分 公開

「中国人のクズだ!」:中国で「精神日本人」現象が起きているワケ 日本人になりたい人たちの心理とは (1/3)

中国のインターネット上で「精日(精神日本人)」という俗語が注目を集めている。

[産経新聞]
産経新聞

 中国のインターネット上で「精日(精神日本人)」という俗語が注目を集めている。一般的には「心理的に自らを日本人とみなす若い中国人」へのレッテルだ。一部は旧日本軍のコスプレという極端な趣味を共有し、逮捕者も出た。教育やメディア宣伝を通じて反日・抗日史観が主流となっている中国社会で、なぜ「精日」現象が起きているのか。(北京 西見由章)

日本兵コスプレ

 「中国人のクズだ!」。

 3月8日、全国人民代表大会(全人代)に合わせて北京で開かれた王毅外相の記者会見。約2時間の会見を終えて立ち上がった王氏が人さし指を振り上げ、怒気を帯びた声で言った。

 国営新華社通信傘下で南京に拠点を置く商業紙「現代快報」の記者が「このごろ、精日分子が絶えず民族の最低ラインを挑発している行為をどう思いますか」と王氏に問いかけたのだ。中国人記者の間では「シナリオ通り」のやり取りと見る向きもある。

 南京の警察当局は2月22日、南京戦の激戦地となった紫金山のトーチカ跡で旧日本軍の軍服を着て記念撮影したとして、20代の中国人男性2人を拘束した。ネット上では「武運長久」と書かれた日章旗付きの銃剣やサーベルを手にポーズを決める2人組の写真3枚が拡散していた。

 近年、こうした日中戦争の戦跡を舞台にした旧日本軍のコスプレ写真がしばしばネット上で暴かれ、「精日」による常軌を逸した行為として糾弾されている。

 中国の代表的な質問サイト「知乎」では、精日の背景や定義について議論が交わされた。最も多くのユーザーが賛同している定義は「日本が好きなあまり本国人に深い憎しみを抱き」▽「国内の大規模災害の発生を喜び」▽「最後には自らの血統を恥とし、自分が本当の日本人だと幻覚を抱いている人」−との回答だ。

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