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» 2018年03月23日 06時00分 公開

土光敏夫以来:3つの難題抱える東芝が期待する救世主 半世紀ぶり「伝説の経営者」? (1/4)

東芝の会長兼CEOに、三井住友銀行の元副頭取で英投資ファンド日本法人会長の車谷氏が就任する。

[産経新聞]
産経新聞

 東芝の会長兼最高経営責任者(CEO)に、三井住友銀行の元副頭取で英投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズ日本法人会長の車谷暢昭(のぶあき)氏(60)が4月1日付で就任する。約半世紀ぶりに誕生する外部出身トップには就任早々、原子力発電事業の再編▽東芝メモリ(半導体子会社)の売却▽成長の青写真−の3つの難題が待ち受ける。名バンカーは東芝の救世主になれるか−。

photo 4月1日付けで東芝の会長に就任する車谷暢昭氏(左)と握手する綱川智社長=2月14日、東京都港区(今野顕撮影)

 「東芝の再建を託される大仕事を拝命したのは天命であり、男子の本懐だ」

 東芝が新人事を発表した2月14日、車谷氏は記者会見でにこやかに語り、火中のクリを拾う悲壮感はなかった。

 三井住友銀では長年、経営の中枢である企画畑を歩み、副頭取時代には次期頭取の候補として注目された。ただ、昨年、旧住友銀行出身で2期下の高島誠氏(59)が頭取に就き、銀行での出世レースに終止符が打たれると、銀行の仲介なしに自分の人脈でCVCキャピタル日本法人会長に転じたという。

 「(三井住友銀と並ぶ東芝の主力取引銀行の)みずほ銀行からも照会があったが、うちが送り込んだわけではない」

 三井住友銀幹部は今回の東芝トップ人事に同行の関与はなく、東芝が自らの意思で車谷氏を選んだと説明する。「彼は大きくものを動かすのを好む」。高収入のファンドトップの地位をなげうって再建中の東芝に移るのは、並々ならぬ決意と意欲を感じさせる。

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