急増中の「久世福商店」は、こうして生まれ、こうして稼いだ水曜インタビュー劇場(集めた公演)(6/6 ページ)

» 2018年03月28日 08時00分 公開
[土肥義則ITmedia]
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商品開発に追われる

山田: 出店ペースは、オープン当初に想定していた数字よりも2倍ほど早いですね。ご指摘のとおり、生産が追い付かないメーカーさんも出てきまして。そうしたケースでは、他のメーカーにつくってもらうなどして、対応しています。

 あと、新店をオープンする際に「ちょっと変わった商品を並べてほしい」といった声が多いんですよね。ちょっと変わった商品を開発しなければいけないのですが、それがものすごく大変でして。

サンクゼールで久世福商店の運営に携わっている山田保和さん

土肥: 例えば?

山田: 「外国人向けに、ちょっと変わった商品をつくってほしい」といった要望があったのですが、土産物店ってたくさんありますよね。そこで売っているモノと同じようなモノを売ることはできません。では、どうするのか。どこにでも売っていないようなモノを見つけて、または新たに開発して、店頭に並べなければいけません。

 店舗数が増えているなかで、同時に他にはないようなちょっと変わった商品も並べなければいけないので、商品開発を担当する人間は大変ですね。あっ、私ですね(笑)。

(終わり)

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