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» 2018年04月04日 06時00分 公開

何のために?:ゴキブリを100万匹飼育 兵庫にある世界最大級の研究所とは (1/5)

人間に身近な場所で暮らす虫だが、生態を知っている人は意外と少ない。そんなゴキブリを約100万匹飼育する世界最大級の施設が兵庫県赤穂市にあるという。

[産経新聞]
産経新聞

 夜間に部屋の照明をつけるとなにやらゴソゴソと動く黒い物体が…。「でた!」と思わず悲鳴を上げてしまう人も多いはず。嫌われ者の筆頭ゴキブリだ。暖かくなり各家庭でもちらほら顔を出す季節になった。人間に身近な場所で暮らす虫だが、生態を知っている人は意外と少ない。そんなゴキブリを約100万匹飼育する世界最大級の施設が兵庫県赤穂市にあるという。一般には公開されていないこの施設。「何のために建てられたのか?」。確かめるため取材の約束を取り付け、恐る恐る施設を訪ねた。(坂田弘幸)

photo ゴキブリを100万匹飼育するアース製薬の赤穂研究所=兵庫県赤穂市

「ごきぶりホイホイ」の拠点

 瀬戸内海に面した赤穂市の坂越湾(さこしわん)を囲むように走る道路を進むと、ガラス張りの近代的な建物が見えてきた。ここがゴキブリを大量飼育しているという施設だ。到着すると、女性が笑顔でやってきた。

 「これから行くところは虫にとって快適な場所ですよ」

 種明かしをすると、ここは「ごきぶりホイホイ」など虫対策用品の製造販売で知られるアース製薬(東京)の研究施設「赤穂研究所」。出迎えてくれたのは同研究所生物研究課の有吉立(りつ)課長。この地は創業者の木村秀蔵氏が明治43年に工場を建てた同社発祥の地という。

 研究所では実験や研究のために国内外に生息するゴキブリやアリ、ハエ、カ、ネズミなどを飼育。飼育方法があまり確立されていない害虫などを一から育て、製品開発につなげている。

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