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» 2018年04月06日 06時00分 公開

養殖の割合はまだ25%:「マグロ好みの食感」とは? 日本水産の完全養殖はこれが“切り札”だ (1/5)

“黒いダイヤ”とも呼ばれるクロマグロの完全養殖に水産大手が相次ぎ参入している。

[産経新聞]
産経新聞

 “黒いダイヤ”とも呼ばれるクロマグロ(本マグロ)の完全養殖に水産大手が相次ぎ参入している。世界初の快挙を成し遂げた近畿大のほか、マルハニチロ、極洋に続いて日本水産も3月、平成30年度に7500尾・350トンの出荷を開始すると発表した。世界的な日本食ブームなどを背景に天然物の枯渇が懸念される中、品質や生産量の安定した完全養殖の定着・拡大に寄せられる期待は大きい。

photo 初出荷間近の完全養殖マグロを紹介する日本水産の小林雄二執行役員=3月7日、東京都港区白金台の八芳園(山沢義徳撮影)

 「刺し身用マグロの国内消費量は年間40万トンに上る一方、国産養殖の供給量はまだ1万5000トンに過ぎず、今後の需要拡大は間違いない」

 日本水産の養殖事業を統括する小林雄二執行役員は新事業の有望性をそう強調する。同社は、鹿児島県薩摩川内市の養殖場で育てたクロマグロを「喜鮪(きつな)金ラベル」のブランドで販売。大分県や長崎県の養殖場にも広げて31年度には1000トンに増やす計画で、「将来的には海外輸出も目指したい」(小林氏)と意気込む。

 世界を見渡すと、水産品の年間生産量1億6000万トンのうち養殖の割合は45%にも上るが、天然物が好まれる日本市場ではまだ25%前後にとどまっている。

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