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» 2018年04月17日 06時00分 公開

ビジネスの裏側:社内も驚いた相談役廃止 パナソニックが顧問制度見直し、旧体制と距離置く経営へ (1/4)

パナソニックが、4月から相談役制度を廃止した。同社の創業者である松下幸之助氏も過去に就任し、長年存在してきたポストだった。

[産経新聞]
産経新聞

 パナソニックが、4月から相談役制度を廃止した。同社の創業者である松下幸之助氏も過去に就任し、長年存在してきたポストだった。また、社長経験者が就いていた特別顧問は無報酬にし、80歳の上限を新たに設けた。同社はこれまで「社長、会長経験者が退いた後も、強く影響を与えている」(同社関係者)と言われることも多かった。新たな制度により、元社長や元役員とは一線を引いた経営を推進する構えだ。(中山玲子)

photo 平成24年2月、新社長就任を発表する津賀一宏氏(右)。左は当時社長の大坪文雄氏=大阪市中央区(柿平博文撮影)

社内に衝撃

 「非常に驚いた。相談役などの廃止を決めるまでには、それなりに大変だったのではないか」 

 今年2月28日。この日は、平成24(2012)年に就任した津賀一宏社長(61)が社長就任から6年が経過する直前で、一部では社長交代もうわさされていた。前社長の大坪文雄氏(72)、その前の社長の中村邦夫氏(78)といずれも社長在任期間は6年だったからだ。

 だが、津賀社長自身は昨年以降、報道各社のインタビューで社長続投を示唆する発言を繰り返しており、社長交代はないとの観測も強かった。実際、蓋を開けてみると社長交代の発表はなかった。そのかわり、相談役廃止や特別顧問の年齢上限の設定などが新たに決められ、予想外のニュースで社内に衝撃が走った。

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