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» 2018年04月26日 06時00分 公開

検証エコノミー:ソフトバンク 目指すは「昆虫の群れ」!? 300年企業へ依然残る後継者問題 (1/3)

医療、不動産、半導体−。ソフトバンクグループが近年投資した企業はあまりにも多種多様で、携帯電話事業者よりも投資会社としての側面が突出している。

[産経新聞]
産経新聞

 医療、不動産、半導体−。ソフトバンクグループが近年投資した企業はあまりにも多種多様で、携帯電話事業者よりも投資会社としての側面が突出している。孫正義会長兼社長は、出資してグループ入りさせた企業で作る企業群で「300年続く企業を目指す」方針を表明しているが、後継者不足から“集団指導体制”を敷かざるを得ないという面もあるようだ。希代のカリスマ経営者の作り上げた巨大企業の行方は−。

(大坪玲央)

phot 2月7日、300年企業構想についてプレゼンテーションするソフトバンクグループの孫正義会長兼社長=東京都港区(桐山弘太撮影)

 孫氏は、最近の決算記者会見などのたびに「群戦略」と称するグループ経営について説明している。世界中のトップ企業の無数の集団を形成することで、単独のIT企業の成長の限界と考える30年をはるかに超える300年の成長が可能になるとみている。無数の集団ならば成長を続けられると考えた理由は何か。関係者によると、キーワードは「昆虫」だ。

 「自然淘汰(とうた)が進んでも動物の中で最もたくさんの種類が生き残っている昆虫のように、ソフトバンクも多種多様な企業が異種交配して繁栄を極めるようなグループにしたいんだよ」

 孫氏は20年ほど前、弟でベンチャー投資家の孫泰蔵氏に「中華料理もたくさん種類があるからうまいんだ」と中華料理をほおばりながら語ったという。

 3年ほど前にも孫氏はグループの将来を昆虫の淘汰と重ね合わせて語っている。

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