――会員サービスには以前から注力していたのでは。なぜこのタイミングで「軸にする」とあらためて強調したのか
吉澤社長: 新しい基幹システムが完成するためだ。従来の基幹システムは回線契約の顧客管理に特化しており、会員サービスを含めた顧客データの一本化ができていなかったが、これが改善される。さまざまなデータをそろえてマーケティングに生かしたい。
すでに発表済みだが、5月1日に「dポイントクラブ」の仕組みもリニューアルする。実はこれも新システムの完成に合わせたものだ。ドコモ以外の携帯電話ユーザーも使える「dポイント」をさらに広げていきたい。
――中国ZTEに米国政府が制裁措置を下すことを決めたが、その影響をどう捉えているのか
吉澤社長: ZTEの端末は在庫を適宜確認しながら、調達済みのものを販売していく。ただ今後、搭載するAndroidのバージョンアップができない状況になるかもしれない。詳細は現在確認中だ。
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