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» 2018年05月11日 06時00分 公開

IT化議論進む:民事裁判に大改革! ネットで提訴、目指すはペーパーレス (1/3)

インターネット上で裁判を起こし、争点整理はウェブ会議で−。民事裁判に大きな改革が起きようとしている。訴状や準備書面をインターネット上で提出できるようにすることなどを盛り込んだ、民事裁判のIT化に向けた議論。政府の有識者検討会は3月、「完全ぺーパーレス化」を目指すとする提言を取りまとめた。

[産経新聞]
産経新聞

 インターネット上で裁判を起こし、争点整理はウェブ会議で−。民事裁判に大きな改革が起きようとしている。訴状や準備書面をインターネット上で提出できるようにすることなどを盛り込んだ、民事裁判のIT化に向けた議論。政府の有識者検討会は3月、「完全ぺーパーレス化」を目指すとする提言を取りまとめた。諸外国と比べて立ち遅れているIT化を進めることで利便性を高め、国際競争力の強化にもつなげるのが狙いだ。

phot 民事裁判のIT化イメージ

手間、コストなど負担

 「遠隔地の裁判でテレビ会議が活用されれば、コストなどが省けて大変ありがたい」「裁判所への書面提出による郵送料、印刷代などのコストが小さくない」

 昨年10月に開かれた有識者検討会の初会合。メーカーや銀行の担当者が、IT化への期待を語った。

 現在の民事訴訟法は、訴状や準備書面などを原則、紙で作成するよう義務づけている。このため、裁判所に提出する際には持参するか、ファクスや郵便を利用することになる。時に数百ページにも及ぶ書面を紙媒体として用意するには、手間だけでなくコストもかかる。

 会合では、企業のペーパーレス化が進む中で「裁判書類の保管場所に困る」との意見も出された。提言では、書面を24時間365日、オンライン提出できる仕組みを検討。将来的には電子データに一本化することが望ましいとしている。

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