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» 2018年05月15日 06時00分 公開

ビジネスの裏側:ワコールが「世襲」しなかった理由 31年ぶりトップ交代 (1/3)

ワコールホールディングス(HD)は次期社長に安原弘展副社長(66)が昇格する人事を発表した。創業家以外からは初の起用で、31年前に父親からトップを引き継いだ塚本能交(よしかた)社長(70)は代表権のある会長となる。

[産経新聞]
産経新聞

 ワコールホールディングス(HD)は次期社長に安原弘展副社長(66)が昇格する人事を発表した。創業家以外からは初の起用で、31年前に父親からトップを引き継いだ塚本能交(よしかた)社長(70)は代表権のある会長となる。海外事業や百貨店、専門店、量販店向け事業などで実績を残した安原氏を後継指名し、ネット通販の増加や消費者の好みの変化などの難局に挑む。(栗井裕美子)

phot ワコールHD社長に昇格する安原弘展副社長(右)と会長に就任する塚本能交社長

順当な人事

 4月26日、京都市内で開かれた会見で、塚本氏は31年ぶりの社長交代を発表した。隣に座った安原氏は新社長に指名された感想を問われ、緊張の表情で「逃げるわけにはいかないから引き受けた」と話した。

 安原氏の社長就任は同社としてはサプライズではなかったようだ。平成23年から事業会社のワコールの社長を務め、28年に同HDの副社長に就任。業界団体の会合にも同社を代表して出席するなど、ここ数年、後継社長の最有力候補として経験を積んでいた。

 塚本氏は「5年ほど前に後継候補として役員を見回したとき、社内外で仕事を一緒にやってきたのが安原氏だった。任せるに値する人、あるいはそれ以上の人だと思った」と話した。

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