世界の中でも、たばこのマーケティングに関する規制が緩い日本では、フィリップモリスはデバイス購入時に登録するユーザーの情報を集めている。
東京のファッションの中心地・原宿に、iQOSの文字が際立つガラス張りの建物、iQOSブティックがある。来店客はiQOSのウェブサイトに登録すれば、割引でデバイスを買うことができる。
同社は、割引サービスなどを提供して、利用者にウェブサイトへの登録を勧める。利用者は好みのたばこの種類を登録するのと同じように、インスタグラムのユーザーIDを登録する。
PMIは文書でこうした登録の目的について「年齢確認をしたうえでフィリップモリスジャパンのiQOS顧客データベースに登録された顧客のみが、iQOSのインスタグラムをフォローできるようにするため」と回答した。
2016年のPMIの内部資料では、ソーシャルメディアを使ったアプローチについて書かれている。例として、顧客向けのフェイスブックの利用の可能性が挙げられている。書き込みの例としてこうある。「ご存じですか。iQOSの最新バージョンは、iQOSに早く慣れるのに役立つアプリに接続できます。ちょっと試してみませんか」。
(Tom Lasseter, Duff Wilson, Thomas Wilson and Paritosh Bansal 翻訳:宮崎亜巳 編集:田巻一彦)
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