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ソフトバンクが「副業解禁」のノウハウ語る 経産省交えたシンポジウム開催変わる「会社と社員の関係」(3/4 ページ)

» 2018年05月18日 15時55分 公開
[今野大一ITmedia]

会社員の4割以上が副業に意欲的 フリーランスの年収に「格差」

 パネルセッションの中では、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会代表理事の平田麻莉さんも登壇し、最近発表した「フリーランス白書」について語る場面もあった。この白書では、会社員1000人に対してのアンケート調査も含まれており、「今の新しい働き方に対する興味・関心」に対する回答では「副業」が41.8%で、「転職」の31.8%より多かった。一方、「副業/パラレルキャリア/フリーランス/起業の障壁は?」との質問には「安定性」や「収入」、「漠然とした不安感」などが挙げられていた。

phot 会社員の41.8%が副業に意欲的だった(「フリーランス白書」の調査結果資料より)

 またフリーランスと会社員の平均年収の比較では、フルタイムのフリーランスの年収のボリュームゾーンは300〜500万円で、年収分布にも会社員との変化はほとんどなかったという。一方、年収100万円未満と800万円以上の割合はフリーランスの方が大きく、会社員よりも格差は大きいという結果だった。

phot フリーランスの年収格差は会社員よりも大きい(「フリーランス白書」の調査結果資料より)

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