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» 2018年05月23日 06時00分 公開

スルガ銀行:「かぼちゃの馬車」めぐり私文書変造罪で告発状 ずさん融資で

不動産会社「スマートデイズ」(東京都、経営破綻)が運営していた女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」向けのずさんな融資問題で、物件のオーナーがスルガ銀行(静岡県)から融資を受ける際に行員らが審査書類を改竄(かいざん)した疑いがあるとして、オーナーの弁護団が22日、有印私文書変造などの罪で告発状を提出するため警視庁を訪れた。

[産経新聞]
産経新聞

 不動産会社「スマートデイズ」(東京都、経営破綻)が運営していた女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」向けのずさんな融資問題で、物件のオーナーがスルガ銀行(静岡県)から融資を受ける際に行員らが審査書類を改竄(かいざん)した疑いがあるとして、オーナーの弁護団が22日、有印私文書変造などの罪で告発状を提出するため警視庁を訪れた。

phot 横浜市の男性が購入した練馬区のシェアハウス(提供写真)

 かぼちゃの馬車では、スマートデイズ社や仲介の不動産販売会社が物件を販売。その上でスマートデイズ社がオーナーから借り上げて居住者を募集し、徴収した家賃などからオーナーに賃借料を支払うとしていたが、同社の経営悪化や入居率の低迷で支払いが停止。スルガ銀行への融資返済が困難となったオーナーが続出した。

 弁護団は、スルガ銀行の行員や仲介会社の社員がオーナーの預金通帳、源泉徴収票などのコピーを改竄して預金残高や年収を水増しし、本来であれば融資を受けられないケースでも融資審査が通るようにした疑いがあると主張している。融資額は物件1件当たり1億円前後で、オーナーの大半は同行から融資を受けたとしている。

 スルガ銀行が15日に公表した社内調査の結果では相当数の改竄を確認し、多くの行員が改竄を認識していた可能性に言及している。スマートデイズや同様のシェアハウス向けの融資は平成30年3月末時点で総額約2035億円、顧客は約1250人に上る。

 スルガ銀行は外部の弁護士による第三者委員会を設け調査を続けているほか、金融庁も立ち入り検査して融資の実態を調べている。

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