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安室ちゃん涙「25年やってきてよかった」 沖縄県民栄誉賞故郷を語る

» 2018年05月25日 08時05分 公開
[沖縄タイムス+プラス]
沖縄タイムス

 沖縄県民栄誉賞を受賞した歌手の安室奈美恵さん(40)は表彰式で「すごく緊張しています」と喜びを語った。涙を拭う場面もあり、「(9月16日の引退までの間)一生懸命活動していこうと思う」と沖縄のファンに約束した。

県職員から贈られた花束を手に笑顔を見せる安室奈美恵さん=23日、県庁 県職員から贈られた花束を手に笑顔を見せる安室奈美恵さん=23日、県庁

 翁長雄志知事は安室さんを「多数輩出されている沖縄出身の歌手やタレントの草分け」として評価し「2000年の九州・沖縄サミットでは、各国首脳の前でイメージソング(NEVER END)を披露する大役を務めていただいた」とねぎらった。

 安室さんは「私にお手伝いできることはやっぱり歌うこと。あの場所で歌わせてもらい、本当にうれしく思う」と感慨深げに振り返った。

 声援を送ってきた沖縄のファンに対して「一人でも多くの人が笑顔になり、元気を出してくださったなら、25年間やって来てよかったと思う」と感謝した。

 安室さんから見た沖縄は「優しい場所でもあり、ただただ、自分に厳しい場所でもある。帰って来るたび初心に戻してくれる、自分にとって落ち着ける場所」と話し、「(沖縄について)一人でも多くに興味を持ってもらい、好きになってもらったならいいなと思う」と故郷への愛着を表した。

 県は安室さんの注目度の高さから安全面を考慮し、表彰式開催を事前に公表しなかった。翁長知事は「県民の皆様には一緒にお祝いする機会を設けられず大変申し訳ありませんでした」とコメントした。

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