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就活生の理想の働き方は「私生活優先」が8割 「ブラック企業」報道の影響受け「結婚したくない」も約1割(2/2 ページ)

» 2018年05月30日 19時44分 公開
[今野大一ITmedia]
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育児への「性別分業意識」は根強いのか?

 「子どもは欲しい?」との質問には85.1%が「欲しい」と答えた。将来子どもができた場合、「育児休業を取得したい」「できれば取得したい」と回答した女子は95.3%で、男子は70.1%。男女比で25.2%の開きがある。

 また、配偶者に育休を「取得してほしい」「できれば取得してほしい」と回答したのは男子で84.6%、女子で61.3%だった。23.3%の差が生じていているものの、「女子の数値は2年前の調査よりも10.3%上昇しており、男性の育休取得の機運も徐々に高まってきている」(武井上席研究員)という。

phot 男子と女子で育休への意識に差がみられる

 多くの学生が、夫婦で協力して子育てに参加することを理想としているものの、現実的には、男性の育休取得率は3.16%(厚生労働省の「平成28年度雇用均等基本調査」)にとどまっている。

 調査は17年12月から18年3月に、19年春卒業見込みの大学4年生と大学院2年生を対象にネットで実施した。職業観の有効回答は5671人、職業観の一部と将来のライフプランは2426人。

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